驚くべき能力、不思議な生態、
愛らしいしぐさ――。

ここでは、そんな哺乳類に魅せられたクリエーター8組による
哺乳類を題材としたアート作品を展示します。

科学的な検証を重ねて緻密に描き出したものから、
シンプルな線のみで形に迫るもの、
動きの美しさを躍動感あふれるタッチでとらえたもの、
そして、動物の姿にファンタジーの要素を加えたものまで。

それぞれ異なるアプローチで描き出した
Art of Mammals(アート・オブ・ママルズ)の世界をお楽しみください。

参加クリエーター

あらたひとむ(ホエールアーティスト)
映画『海獣の子供』 原作:五十嵐大介(漫画家)、制作:STUDIO 4℃
早良朋(漫画家)
瀬戸康史(俳優)
ディック・ブルーナ(絵本作家・グラフィックデザイナー)
DONSUKE(イラストレーター) 
ヒグチユウコ(画家・絵本作家)
渡邊芳美(国立科学博物館 委託標本作製師)

50音順

  • あらたひとむ

    ホエールアーティスト

    クジラをモチーフにしたイラストやデザイン、絵本やグッズを製作するアーティスト。2020年でクジラを描いて30年。2010年の「大哺乳類展海のなかまたち」の公式キャラクター、映画『誰もがクジラを愛してる』日本版イメージイラスト、カシオG-SHOCK・イルカクジラモデル、小笠原の「おがじろう」キャラクターデザインなどを手がける。本展のために2点の新作と「親子の模様のちがい」がわかるイラストを描き下ろした。

  • 映画『海獣の子供』

    漫画家・五十嵐大介が圧倒的画力で描いた海の神秘に迫る質感豊かな物語である、漫画『海獣の子供』を、STUDIO4℃が映像化。日本アニメーションを代表するスタッフ陣が壮大な海洋冒険譚としてスクリーンに映し出す。世界的作曲家・久石譲の劇中音楽や、女優・芦田愛菜など豪華声優陣も作品に彩りと厚みを加えている。2019年6月7日から全国ロードショー。本展では、五十嵐大介さんによる原作カラー原画と、本邦初公開の映画本編カットを使用した特別展示映像などを展示。

  • 漫画『海獣の子供』(作・五十嵐大介)について

    中学生の琉花は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年「海」と「空」に出会う。やがて起こる、不思議な出来事。突如水槽から消える魚たち。大人たちの思惑。海に落ちた隕石。それは、宇宙と生命の神秘に触れる、長い長い長い夏休みの始まりだった…。第38回日本漫画家協会賞優秀賞および第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品。 2006年〜2011年、「月刊IKKI」(小学館)にて連載。コミックス全5巻発売中。

    五十嵐大介(いがらし・だいすけ)プロフィール

    1969年生まれ。1993年、「月刊アフタヌーン」(講談社)にて四季大賞を受賞し、デビュー。主な作品として『魔女』『SARU』(小学館)など。『リトル・フォレスト』(講談社)は日本と韓国で実写映画化された。2019年3月現在、「月刊アフタヌーン」にて『ディザインズ』連載中。
  • 早良朋

    漫画家

    博物館を舞台にした漫画作品『へんなものみつけ!』(小学館)の著者、国立科学博物館にて非常勤で標本を作っていた経歴の持ち主で、大学では動の研究室でフィールドワークに勤しんでいた。自然史のすべてが大好き。本信局の展示ナビゲートキャラクター、チーターの「チー太」、マッコウクジラの「まっ子」を描き下ろした。

  • 『へんなものみっけ!』

    市立博物館を舞台に、若き女性鳥類研究者・キヨスと、平凡な職員・薄井を中心に、生き物・自然の不思議や驚異、そして情熱的すぎる博物館の研究者たちのアクティブな実態をリアルに描く。知的好奇心ど真ん中のストーリーは感動あり、笑いあり、涙ありで大人はもちろん、親子で読むファンも数多い。「月刊!スピリッツ」で連載中。単行本は1〜3集が発売中。(小学館:刊)
  • 瀬戸康史

    俳優

    1988年5月18日生まれ。福岡県出身。NHK『透明なゆりかご』や連続テレビ小説『まんぷく』などに出演。舞台『関数ドミノ』では文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞(2018年)。最近ではアーティストブック「僕は、僕をまだ知らない」で描き下ろし絵本『小さな神様』を創作するなど、演技以外の活動にも精力的に取り組んでいる。本展のテーマである「みんなの生き残り作戦」からインスピレーションを受けた作品「mammalian& technology」を展示。瀬戸さんの作品が展覧会で展示されることは、初めてのこととなる。

    瀬戸康史さん作品
    関連グッズをオンラインでも販売中(朝日新聞SHOPへ)

  • ディック・ブルーナ

    絵本作家・グラフィックデザイナー

    1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。2,000冊以上のブックデザインを手掛けるほか、約60年にわたる創作活動期間を経て、120作を超える絵本を刊行。全世界で50カ国語以上に翻訳され、8,500万部以上のロングセラーとなる。日本でも1964年『ちいさなうさこちゃん』(福音館書店)以降、5,000万部以上の絵本が刊行され、子どもがはじめてであう絵本の作家として親しまれている。2017年2月、逝去(享年89歳)。会場では、ブルーナの描いた動物たちが、本展のために特別に”大行進”した「ブルーナさんととうぶつ」を展示。

  • DONSUKE

    イラストレーター

    関東を中心に活動するイラストレーター。2013年から17年まで国立科学博物館に勤務。論文の図や挿絵などの制作に携わる。主にアナログで描いてデジタルで編集、布やステッカーなどを作成。アクリル絵の具、ピグマ0.03mm、SAIなど様々な道具を使用。

  • ヒグチュウコ

    画家・絵本作家

    東京を中心に定期的に作品を発表。近作は『ほんやのねこ』(白泉社)、『ヒグチュウコ画集CIRCUS』(グラフィック社)。ほかにも、『ふたりのねこ』(祥伝社)、『せかいいちのねこ』『ギュスターヴくん』(白泉社)、『ヒグチュウコ作品集』『BABELHiguchi Yuko Artworks』(グラフィック社)など、多数の著書を出版。本展では、標本を実際に見学し、展示される動物たちが行進しているのをイメージして描いた作品「すばらしき哺乳類たち」を展示。

  • 渡邊芳美

    国立科学博物館委託標本作製師

    高校在学中に科博に勤め始め、約半世紀となる。展翅・鳥類の仮剥製から小型動物の骨格標本作製まで、そのスキルは職人技。就職後に日本画を習ったことで、科博出版物の挿絵などを描くようになり、「世界の鯨」のポスター制作などにも携わる。研究者監修のもと、計測値や写真を元に描かれたイラストは科学的にも高い評価を得ている。幻のクジラとされていた「タイヘイヨウアカポウモドキ」は、渡邊さんが世界で初めてイラスト化した。

「Art of Mammals」の展示作品をモチーフとしたグッズを会場内特設ショップで販売しています。